ベトナム大統領府 (Presidential Palace Hanoi / Phủ Chủ tịch)
熱帯庭園に佇むフランス植民地時代の壮麗な黄色い宮殿と、ホー・チ・ミン主席が生前好んで質素に暮らし執務を行った伝統的な木造高床式の旧居です。
- ハノイ
- 5件のツアーに含まれる
- $25発のツアー
- 更新日:October 2026


ベトナム大統領府(主席府)歴史遺蹟地区について
ベトナム大統領府(ベトナム語:Phủ Chủ tịch / 主席府)は、バーディン広場北端、緑豊かな14ヘクタールにおよぶ熱帯植物の敷地に位置する、歴史的・建築的に極めて重要な国家宮殿です。フランス植民地時代の1900年から1906年にかけて、フランス領インドシナ総督の公邸(インドシナ総督府)として建設されました。設計を手掛けたのは著名なフランス人建築家オーギュスト・アンリ・ヴィルドゥーで、イタリア・ルネサンス様式とフランス・ボザール様式が融合した気品ある古典建築です。
宮殿の外観は、ひときわ鮮やかなマスタードイエローの外壁、堂々たるコリント式の付け柱、精緻な装飾の破風、そして堂々たる車寄せを備え、かつてのフランス植民地支配の権威を誇示する威容を誇っています。1954年にベトナムがフランスから首都ハノイを奪還した後、この建物は国家元首の執務室となり、現在も国賓の公式レセプションや外交儀礼の場として現役で使用されています。そのため宮殿建物の内部は一般非公開ですが、手入れの行き届いた前庭からその壮麗なファサードを間近に鑑賞することができます。
ホー・チ・ミン主席の高床式の家(Nhà Sàn Bác Hồ)
大統領府敷地の最大の見どころは、宮殿の裏手の池のほとりに建つ「ホー・チ・ミン主席の高床式の家(Nhà sàn Bác Hồ)」です。1954年のハノイ解放後、ホー・チ・ミン主席は贅沢な総督府宮殿に住むことを固辞し、当初は庭師の旧住居(通称「54号の家」)に住みました。その後1958年に、少数民族タイ族やトー族の伝統住居を模した簡素なチーク材の高床式木造家屋を建てさせ、1969年に逝去するまでの11年間をここで質素に暮らしました。
高床式の家の1階は、壁のない吹き抜けのスペースとなっており、木製のテーブルと椅子が置かれ、政治局の会議や海外からの賓客との打ち合わせに使用されました。外階段を上がった2階には、書斎と寝室のわずか2部屋のみがあり、ベッド、机、扇風機、少数の蔵書やタイプライターが当時のまま保存されています。指導者でありながら国民と同じ質素な暮らしを貫いた主席の哲学が今に伝わっています。
熱帯園林と鯉が泳ぐ魚池
高床式の家の前には、睡蓮が浮かび色とりどりの錦鯉が泳ぐ静かな池が広がっています。ホー主席は毎日の執務の合間に池のほとりに立ち、手を叩いて魚たちにエサを与えていたと伝えられています。敷地内には熱帯の果樹園が広がり、マンゴーの古木が並ぶ「マンゴー通り(Đường Xoài)」や、気根が不思議な形に発達した珍しいラクウショウ(落羽松)の木々が茂り、大都会の真ん中とは思えない深い緑の静寂に包まれています。
大統領府遺蹟地区は訪れる価値がある?
豪華絢爛な西洋の総督府宮殿と、そのすぐ隣に佇む素朴極まりない木造高床式の家。この鮮烈なコントラストこそが、ベトナムの近現代史の本質を雄弁に物語っています。ホー・チ・ミン廟を参拝した後にこの静かな庭園を歩けば、歴史の息吹を肌で感じ、緑の木漏れ日の中で清々しい感動を味わっていただけるはずです。
行く価値はある?
ベトナム大統領府 (Presidential Palace Hanoi / Phủ Chủ tịch)を訪れるべき理由
- 壮麗なマスタードイエローのフランス総督府宮殿1906年に落成したイタリア・ルネサンス様式の壮麗な洋館。かつてのインドシナ統治の象徴的建築です。
- ホー・チ・ミン主席の木造高床式の家1958年から1969年まで主席が実際に暮らし執務を行った、質素で美しい伝統的な木造家屋です。
- 鯉が群れ泳ぐ静かな魚池と水辺のあずまや睡蓮の花が咲き、錦鯉が泳ぐのどかな池。ホー主席が手を叩いて魚に餌を与えたエピソードが有名です。
- マンゴーの巨木が続く「マンゴー通り」熱帯の果樹や珍しい仏像のような気根を持つラクウショウ(落羽松)が茂る、緑豊かな美しい散策路です。
- 当時の車や生活用品が保存された記念館ソ連から贈られた防弾仕様のクラシックカーや、生前に愛用した素朴な家具や日用品が展示されています。
満喫するためのポイント
大統領府遺蹟地区で体験すべき8つの見どころ
芝生越しに大統領府宮殿のファサードを鑑賞する
黄色い宮殿の正面に広がるヤシの木と芝生の庭から、堂々たる古典建築の左右対称の美しさを撮影します。
高床式の家の外周を巡り書斎と寝室を覗く
木造の高床式家屋の周りを歩き、机、ベッド、小さな扇風機など、主席の質素な生活空間を観察します。
池のほとりで魚たちを眺める
水面を泳ぐ色とりどりの魚を眺めながら、緑豊かな池のほとりのベンチで静かな時間を過ごします。
主席の歴代専用車(クラシックカー)を見学する
ガレージに展示されている、ソ連やフランスから寄贈された歴史的なシトロエンやZISなどのヴィンテージカーを見学。
マンゴー通りを散策する
南ベトナムから贈られたマンゴーの木が並ぶ並木道を歩き、熱帯の植物の木漏れ日を感じます。
54号の家と67号の家を見学する
高床式の家が建つ前に暮らした旧庭師宿舎(54号)や、戦時下の爆撃を避けるための耐爆住宅(67号)を見学。
ラクウショウの奇妙な気根を観察する
池のほとりに生えるラクウショウの木の根元から、小さな仏像のように地面から突き出た気根の自然の造形を観察します。
隣接する一柱寺やホー・チ・ミン廟へ足を延ばす
遺蹟地区を出た後、隣接する一柱寺を参拝したり、バーディン広場を散策して見学を締めくくります。
知っておきたい豆知識
大統領府歴史遺蹟地区のチケット料金・開園時間
| 入場料金 | 約40,000 VND(外国人旅行者) |
|---|---|
| 夏期開園時間(4月〜10月) | 午前 07:30〜11:00 / 午後 13:30〜16:00 |
| 冬期開園時間(11月〜3月) | 午前 08:00〜11:00 / 午後 13:30〜16:00 |
| 休園日 | 月曜日および金曜日の午後は閉館(午前のみ開館) |
| 宮殿内部の見学 | 不可(現在も国家儀礼に使用中のため外観のみ見学可能) |
| 見学所要時間 | 約60分〜90分 |
| 服装規定 | 歴史文化財にふさわしい清潔な服装(過度な露出は避けてください) |
国家行事や海外要人の来訪により、予告なく一部区域が立ち入り規制される場合があります。午前中の早い時間帯の見学が最も確実です。
最適な時間帯
ベトナム大統領府 (Presidential Palace Hanoi / Phủ Chủ tịch)のベストシーズン
朝露が残り、庭園の緑が最も瑞々しく香る時間帯。団体ツアーの混雑前にゆったり見学できます。
ホー・チ・ミン廟の参拝を終えた人々の流れで賑わいますが、天気が良ければ写真撮影に最適です。
午前中に比べて混雑が穏やかで、静かに庭園を散策したい方におすすめです。
爽やかで涼しい散策日和。広大な庭園を歩いても汗をかかず、心地よく過ごせます。
地図とアクセス案内
ベトナム大統領府 (Presidential Palace Hanoi / Phủ Chủ tịch)へのアクセス
- ホー・チ・ミン廟から廟のすぐ真裏に位置しており、廟の参拝出口から案内板に従って徒歩数分で入場門に到達します。
- ホアンキエム湖からタクシーやGrabで約10〜15分(車で約30,000〜50,000 VND)。
- タイ湖(西湖)から南へ徒歩約15分。タンニエン通りや鎮国寺観光との同日巡りに大変便利です。
- Eco Trip Asia のツアーに参加する当社のヴィンテージジープツアーや市内ハイライトツアーなら、効率的な順路でガイドの案内を受けながら巡れます。
ローカル気分で味わう絶品グルメ
ベトナム大統領府 (Presidential Palace Hanoi / Phủ Chủ tịch)周辺のおすすめグルメ
- タイ湖畔のバントム(エビのかき揚げ)大統領府から北へ車で約5分のタンニエン通り沿いで、揚げたてサクサクの小エビかき揚げを味わえます。
- ゴックハー通りのローカル麺料理敷地西側の路地にある食堂で、地元の市民に愛されるフォーやブンを気軽に味わえます。
- 五社島のフォークオイ(Phở Cuốn)チュックバック湖畔へ足を延ばし、牛肉と香草を生米麺シートで巻いた絶品フォークオイを堪能。
- ホアンヴァントゥー通りのカフェ大統領府の出口近くにあるカフェで、緑の並木道を眺めながら冷たい練乳アイスコーヒーを一服。
おすすめフォトスポット
ベトナム大統領府 (Presidential Palace Hanoi / Phủ Chủ tịch)の絶景フォトスポット
- 大統領府宮殿の正面芝生からの全景鮮やかなマスタードイエローの外壁と緑のパームツリー、青空のコントラストが映える一枚。
- 池の対岸から望む高床式の家睡蓮が浮かぶ水面に木造家屋と周囲の木々が美しく反射する、絵画のようなアングル。
- マンゴー通りの木漏れ日アングル舗装された並木道に木漏れ日が落ちる、瑞々しい熱帯庭園の奥行きを捉えた写真。
現地ローカルからのアドバイス
ベトナム大統領府 (Presidential Palace Hanoi / Phủ Chủ tịch)観光のヒント
おすすめ(やるべきこと)
- ホー・チ・ミン廟の参拝とセットで午前中に訪れるのが最も効率的です。
- 敷地内は木陰が多いですが、歩く距離が長いため歩きやすい靴でお越しください。
- 高床式の家の周囲では見学マナーを守り、案内順路に沿ってゆっくり進みましょう。
- 庭園の植物や珍しいラクウショウの気根など、豊かな自然環境もじっくり観察してみてください。
- 水分補給のためにペットボトルの水を持参しておくと安心です。
注意点(避けるべきこと)
- 大統領府の宮殿建物内部に入ろうとしたり、立ち入り禁止の柵を越えないでください。
- 高床式の家の展示物に手を触れたり、手すりを乗り越えないでください。
- 池の魚に勝手にスナック菓子やパンくずなどのエサを与えないでください。
- 庭園内の植物の花や果実を摘んだり、枝を折ったりしないでください。
- 敷地内で大声を出したり、静寂な雰囲気を乱す行為は慎んでください。
現地ローカルと一緒に訪れる
ベトナム大統領府 (Presidential Palace Hanoi / Phủ Chủ tịch)を訪れるツアー
知っておきたい豆知識
ベトナム大統領府 (Presidential Palace Hanoi / Phủ Chủ tịch):よくある質問と回答
大統領府の黄色い宮殿の中に入ることができますか?
いいえ、宮殿の建物内部は現在も国家の公式レセプションや外交行事に使用されているため、一般公開されていません。庭園の敷地内から外観を鑑賞することができます。
大統領府遺蹟地区の入場料はいくらですか?
外国人旅行者の入場料は約40,000 VNDです。ホー・チ・ミン廟を出たところのチケット売り場で購入できます。
見学できる主な施設は何ですか?
大統領府宮殿の外観と庭園、ホー・チ・ミン主席の木造高床式の家、54号の家(初期の住居)、67号の家(防空壕付きの家)、鯉が泳ぐ魚池、マンゴー通りなどを見学できます。
高床式の家の中に入ることはできますか?
保存管理のため室内への立ち入りはできませんが、外周の通路から窓や手すり越しに書斎や寝室の内部、当時の家具や遺品を間近に見学できます。
見学に適した時間帯はいつですか?
午前中の涼しい時間帯、特にホー・チ・ミン廟の参拝を終えた直後(08:30〜10:30頃)にそのまま訪れるのが最も効率的です。
敷地内の写真撮影は自由ですか?
庭園、高床式の家、魚池、宮殿の外観などは自由に撮影できます。三脚の使用や商用撮影には制限がある場合があります。
服装の規定はありますか?
ホー・チ・ミン廟ほど極端に厳格ではありませんが、国家の歴史遺蹟ですので、肩や膝が隠れる清潔な服装を着用することが推奨されます。
旧市街からどのくらい離れていますか?
旧市街から西へ約2.5〜3km、タクシーやGrabで約10〜15分(約30,000〜50,000 VND)です。
ツアーで訪れることはできますか?
はい。当社のハノイ市内ツアーやジープツアーでは、バーディン広場とともに大統領府遺蹟地区を訪れ、詳しい歴史解説をお聞きいただけます。
ハノイ
ベトナム大統領府 (Presidential Palace Hanoi / Phủ Chủ tịch)周辺の見どころ
ホー・チ・ミン廟 (Ho Chi Minh Mausoleum / Lăng Chủ tịch Hồ Chí Minh)
チュックバック湖&ジョン・マケイン記念碑 (Truc Bach Lake & John McCain Memorial / Hồ Trúc Bạch)
フーティエップ池・B-52戦勝記念遺蹟 (B-52 Victory Relic / Huu Tiep Lake / Hồ Hữu Tiệp)
鎮国寺 / チャンクオック寺 (Tran Quoc Pagoda / Chùa Trấn Quốc)
フンフン壁画通り (Phung Hung Mural Street / Phố Bích Họa Phùng Hưng)
ハノイ・トレイン・ストリート (Hanoi Train Street)
ドンスアン市場 (Dong Xuan Market / Chợ Đồng Xuân)
ハノイ旧市街・36通り (Hanoi Old Quarter / Phố Cổ)
